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20世紀言語学入門 (講談社現代新書)

, 加賀野井 秀一

によって 加賀野井 秀一
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内容紹介 言語の「構造」の発見が20世紀の知を変えた。言語学革命の核心と巨大な影響に迫る。「言語(ラング)」にしたがってわれ思う――構造言語学的な概念の拡大適用によって、婚姻規則や神話の構造を次々とあばき出してきたレヴィ=ストロースは、1962年の「野生の思考(=三色スミレ)」の最終章で、当時全盛をほこっていた実存主義の領袖ジャン=ポール・サルトルを攻撃し、構造主義ブームの火つけ役となる。彼の活動によって浮き彫りになってきたのは、当該社会の個々の構成員には感知されぬままになっている「文化の無意識的なシステム」であったわけだが、そこにおいて「われ思う」は、「ランクにしたがって、(われ)思う」となり、「無意識的なシステムにしたがって、(われ)思う」ということになる。当然ながら、主体の実践に重きをおく実存主義やマルクス主義の陣営からの反発が生じることは、火を見るよりも明らかだった。――本書より 内容(「BOOK」データベースより) 言語の「構造」の発見が20世紀の知を変えた。言語学革命の核心と巨大な影響に迫る。 商品の説明をすべて表示する
20世紀言語学入門 (講談社現代新書)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
一言でいうと、20世紀の言語学の歴史を知る上で最初に読むべき本だと感じた。理由はその読みやすさにある。途中の構造主義の部分は少し難解なところもあったが、それくらいは仕方ないと思う。ソシュールから始まり、ヨーロッパ、アメリカの構造言語学、記号論、生成文法という流れがしっかり押さえられており、初期の言語学は音韻論中心であったことが良く分かった。代表的な言語学者の写真もちゃんと載せてあり、小旅行にでも出かけた気分だった。ただし、本の出だしは少しややこしいのだが、その25ページをていねいに読むと後は物語風に書かれている。読み終えるころには、やっぱり学問において歴史は大事であることが分かった。それらは現在の関心事の根っこだからかも知れない。

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