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図説 中世ヨーロッパの暮らし (ふくろうの本)

, 河原 温

によって 河原 温
3.9 5つ星のうち 8 人の読者
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内容紹介 中世ヨーロッパの庶民の暮らしや生涯とは? 環境、衣食住、暦、労働、宗教……農村と都市、それぞれの生活を豊富な図版で追体験。 内容(「BOOK」データベースより) 中世庶民の一日、一年、一生。食事、衣服、住居、農耕、牧畜、商工業、自治、祝祭―農村と都市の、活気に満ちた日常生活を豊富な図版でたどるヴィジュアルガイド。 著者について 1957年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科西洋史専攻博士課程中退。現在、首都大学東京教授。専門は中世ネーデルラントを中心とする都市史、社会史。著書に『ヨーロッパの中世2 都市の創造力』など。1957年生まれ。ナンシー大学大学院歴史・人類学研究科修了。現在、早稲田大学教授。専門はフランス中世・近世史。著書に『ヨーロッパの中世5 ものと技術の弁証法』など。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 河原/温 1957年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科西洋史専攻博士課程中退。現在、首都大学東京教授。専門は中世ネーデルラントを中心とする都市史、社会史 堀越/宏一 1957年東京都生まれ。ナンシー第二大学大学院歴史学博士課程修了。現在、早稲田大学教授。専門はフランス中世・近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、図説 中世ヨーロッパの暮らし (ふくろうの本)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
「中世という時代に記述され、描かれ、保存されてきた彩色写本や公文書だけではなく、現代に残る中世の農村や都市の家屋やさまざまな遺構の写真を、著者自身による撮影も含めて取り入れることで、中世ヨーロッパの庶民の姿と彼らの暮らしていた環境をイメージしていただけたのではないかと思う。」(p.125)著者のあとがきに書かれていた上の文句に大きくうなずくことのできる一冊でした。本書はその総面積の5割ほどを絵版や写真・表のような資料に割いています。具体的な中世の生活イメージを読者の脳内に浮かび上がらせることに著者が心を配っていることがよくわかります。実際、本書を読了した私は、中世の都市を、農村を、そこに暮らす人々の様子を、現代の生活において目に映るものと同じような鮮やかな色合いと共に、思い描くことができると言ってみせることができます。本書で取り上げられた点に限定されるのではありますけれど。本書は3部構成です。第1部は「農村の暮らし」、第2部は「都市の暮らし」、第3部は「中世人の日常」と題されています。農業、建築、職業、身の回りの小物から当時の人々の思想まで、まさしく平民の暮らしぶりに焦点を当てています。中世の村や町の日常生活を知りたいという方にはお勧めしたい一冊です。―――――以下、本書の低評価レビューに対する本書の弁護です。・冒頭の文章の読みにくさには私も面喰らいましたが、読みにくいのはそこだけです。詳しく指摘すれば、全127ページの本書において読みにくいと感じた冒頭部分は3ページから5ページまでのフレスコ画の解説文のみです。この冒頭部分の読みにくい文章が全編に渡って展開される、という評ははっきり不適切です。大部分の文章は高校の教科書が読める程度の読解能力があれば問題ないでしょう。・本書は直接的に図や表を解説することを目的としているものではなく、中世の暮らしの一般的なイメージを描くことを主題とするものです。たしかに図に番号を振り本文中に関連事項が登場したら図番を明示するという編集がわかりやすいことに疑いはありません。しかし直接本文に登場する事項のみならずそれに関連する図も豊富に掲載する本書において図に番号を振るという形式をとると「本文中で直接説明されないために番号の振られない図が生じる」または「番号が振られているのに本文中で引用されない図が生じる」という不都合が発生します。よって図番を振る形式を本書が採用しなかったのは合理性があります。また、本文中の説明と関連する図が極端に離れていることもないため、読むにことさら不便があるということもありませんでした。関連する図と文がページをまたぐことが稀にあるくらいです。・図の大きさについては、むしろこの本より大きな図をばかり掲載している歴史解説本の方が珍しいと思います。そもそも中世の本の挿絵がある程度の大きさしかないのはいたって当たり前です。大きな図が掲載されている時禱書や絵画等の鑑賞・詳解を目当てとするならば別途そのための本があります。そういった本を基準として本書を批判するのは、ファミレスでウナギの焼き方に不平を言うようなもので少々筋が違っているでしょう。

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