10文字でわかる 大人の雑学 (中経の文庫)

何となくわかっているつもりだが、いざ聞かれると答えに詰まってしまうような疑問に、１０文字以内で答えています。決して１０文字きっちりで答えているわけではありません。解説も１４０字前後でまとめています。ひとつぐらいの字あまりも許すまいと、１０字枡を用意して回答しています。なぜ１０文字なのかについて、特に説明はありませんツイッター時代にふさわしい回答力をこの本を通じて鍛えてほしいと述べているところからすると、１０文字がツイッターにちょうど向いているのかもしれません。第１章政治・経済の疑問３０個第２章歴史・文化の疑問３０個第３章日本と世界の疑問３３個第４章サイエンスの疑問２７個第５章暮らしの疑問３９個第６章エンタメの疑問３４個１頁に２つの疑問をのせ、その裏の頁に回答と解説をのせ、２２２頁の最後までこの形式で進みます。たとえば、第１章の中から、なぜバブル経済は発生したかなぜバブルは崩壊したか第２章の中から、なぜ俳句より長いのに短歌なのかなぜ既婚女性は振り袖を着ないのか第３章の中から、なぜ富士山は世界遺産になれないのかなぜ姉妹都市というのか第４章の中から、なぜトローチには穴があるのかなぜコンブのダシは海の中で出ないのか第５章の中からなぜ女子高のスカートは短くなったのかなぜ結婚指輪は左手薬指なのか第６章の中から、なぜホームチームは１塁側なのかなぜブービー賞は下から二番目なのかこれら疑問に１０文字以内で答えられますか。かなり難しいです。中には普通の答えもありますたとえば、なぜ看護師が足りないのかという疑問について、その答えは、激務のうえ薄給だから。この本は、内容はとても素晴らしく絶対読んだ方がよいとは思います。が、しかし、買わなくても、立ち読みでもいいぐらい簡単に読めてしまう本なんです。２０１０年９月に発売されて、私が最初のレビューというのは、皆さん立ち読みで済まされているのかもしれませんね。