ブリューパブへようこそ！

著者が経営するブリューバブへは「LIFE～夢のカタチ～」とうＴＶ番組でも取り上げられていたのでお店には何度か行ったことがある。この本を見るまでは地ビールをお店で製造しておいしい料理と一緒に楽しめるお店といった程度の認識しかなかった。この本では地ビールがクラフトビールと呼ばれるようになり、ビールの醸造所とレストランが一緒になった業態がブリューパブと呼ばれすでにヨーロッパをはじめアメリカでも急成長している事が詳しく書かれている。アメリカではクラフトビール会社が5000社、ブリューパブは1650社にもなっているのは驚きである。今後は日本でも広がりを見せる可能性のあるブリューパブという分野に興味を抱き、自ら牽引者となって広げていこうという意気込みの伝わる本である。この本がブリューパブを日本で紹介する初めての本かもしれない。クラフトビールの製造について詳しく書かれた本ではないがこれから飲食業やブリューバブにチャレンジしたい人にとってはベンチャー企業精神のあふれたこの本は参考になると思う。