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新版 デリバティブ信用リスクの管理 (金融職人技シリーズ NO. 47)

, 土屋 剛俊

によって 土屋 剛俊
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ファイルサイズ : 20.4 MB
内容(「BOOK」データベースより) リスク管理の数字にだまされるな。本質を見よ。計算された数字の裏にある本質を見抜くことこそが今求められている。デリバティブ取引に起因する、信用リスク管理に関する実務的な疑問に答える解説書。管理部門必携。待望の新版、ついに発売。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 土屋/剛俊 1985年一橋大学経済学部卒。石川島播磨重工(株)入社、航空宇宙事業本部勤務。87年野村證券(株)入社、野村バンクインターナショナル(英国ロンドン)、業務審査部(現リスクマネジメント部)を経て、野村インターナショナル(香港)にてアジア・パシフィックの非日系リスク管理部門を統括。97年チェース・マンハッタン銀行入社、東京支店審査部長。同行のアジア・パシフィック部門におけるデリバティブ取引信用リスク数量化・管理業務の責任者を兼任。2000年よりチェース証券会社調査部長。また、99年から01年まで、明治大学非常勤講師を兼任。01年より野村證券金融市場本部チーフクレジットアナリスト。05年より野村キャピタルインベストメント審査部長。07年6月より現職。CFA協会認定証券アナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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デリバティブを使うとき、その抱えているリスクの大きさを管理する方法を解説する。むずかしい内容ではあるが、カタイ外見のわりには案外わかりやすいともいえる。それでも、業界用語(?)をある程度理解していないとこの本を読み解くのはむずかしい。デリバティブをどのように使っているのか、数式モデルはどうやってつかっているのかなど、ところどころに「そういうもんなのか」と感じさせられる部分があり、とてもためになる。「デリバティブを使う」理由というか使用感(?)をなんとなく味わえる。曰く・・・デリバティブ取引の信用リスク管理で一番悩ましいのは、信用リスクがあることは確かだが、与信相当額がいくらなのかわからないこと。デリバティブの取引相手が倒産したときの損失はそのときの市況によって変わる。よくわからないリスクはとらない、というのが一番簡単なのだが、そうなるとデリバティブの相対信用リスクは正確にわからないのでデリバティブは一切やらない、ということになってしまう。したがって、なんらかの前提を置いて正確にはわからないリスクを予測してとりあえず納得するしかない。いかにわからないリスクを予測し、妥協するか、ということになる。ローンの取引では貸し倒れ引当金を計上して収益から差し引くのが通常の処理だが、デリバティブになると引当金の処理をまったく行っていない金融機関も存在するらしい。必要引当金は、「ローン相当額(すなわち、エクスポージャー)×倒産確率×(1−回収率)」により算出される。倒産確率は格付けとそれに対応する過去の統計データにもとづいて設定する。たとえば、BB+のカウンターパーティーと1年の先物為替取引をするとき、AA以上のクラスのカウンターパーティよりも1ドルにつき12銭利益を上乗せした価格で取引してようやく信用リスク的に釣り合う、というようなことになる。などなど。もともと、一般向けの本ではないのだが、もう少し言葉を尽くしてくれるとおもしろい本になりそうなのに・・・とも思った。

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