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渚にて―人類最後の日 (1965年) (創元推理文庫)

, ネビル・シュート

によって ネビル・シュート
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年のせいか、涙腺が弱くなってきたような気がします。以前は「感動するから」とか「絶対泣けるから」とか薦められた小説や映画などを読んだり見たりしても、感動はするものの泣くということはありませんでした。ところが近頃、何でこんなところ(こと)で?と自分でも不思議に思うようなことで鼻の奥がキューンとなって涙が出てきます。一人のときはまだいいのですが、図書館で本を読んでいるときでも、コンビニでマンガ雑誌を立ち読みしているときでも、ちょっとでも何か心に触れるものがあったりすると、もうダメ、ウルウルと涙ぐんできてしまいます。そんな、涙が出やすくなってはいるのですが、ここ最近で読んで涙が止まらなかったのが本書。第三次世界大戦で使われたコバルト爆弾による放射能で北半球は全滅。その放射能が少しずつ、だが確実に広がってきているオーストラリアに暮らす人々の姿を描いたSF小説。パニックを描くではなく、放射能をなんとかしようとする英雄も出てこない。ただ淡々と、いつもと変わらぬ毎日を送っていこうとする姿は、もうそれだけで涙ウルウル、そして感動のラストシーンにいたっては、もうおおげさでなく号泣でした。泣けるSFベスト3(あと二つはありがちですが『アルジャーノンに花束を』と『夏への扉』)の一作、ぜひ読んで泣いてください。

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